自分の記憶は断片的であれ3歳くらいからある。
だから小学校に上がる時の事は覚えてる。
中でも鮮明に覚えてるのはランドセルを買うのに、母がどれにしようかしこたま迷い、幼心に(別にどれでもいいやん…)と思ったこと。
小さいなりに自分の考えを持ってそれを脳内へ記録する事が可能な年。
それを30年後またはそれ以上経過した頃呼び起こせるかは個々の能力に関係するかもしれないが。
甥っ子は兄の長男。
他県に住んでるから彼に会うのは年に一度くらい。
しっかり遊んだ事も無いし、私についてはそういえばそういう人いるよね、って程度に認識してくれてると思う。
そんな希薄な関係だけど一応同じ血が流れる叔母として
ここは常識的にもお祝いをしてあげたい。
現金ではなく物を贈る事にした。
手紙を添えて。
手紙を書くにあたって彼の未来について考えた。
良く聞く定型文が色々よぎって頭に描いたけど、そうじゃないと思った。
私が思ったのは立派な大人になる必要なくて、でも、信じる道を見つけて自信を持って生きて欲しいということ。
まだこの世に誕生して6年という小さな子。
先は途方も無く長いけど、階段を上りはじめてる。
とりあえず現社会を見て願うのは、辛い事があるのは当然だけど「いじめ」とは無縁でみんなと仲良く、楽しく過ごせますように。