2012-07-21

カリスマ

アジサカコウジ先生の個展へ。

前回はながーーーい一枚絵。
今回はB4サイズくらいの絵がずらり。
展示方法はいつも通り、木材で作られた小さめの箱(小屋?)のようなものの中にある。
小さな出入り口をくぐったら、世界へと潜入だ。


閉館間際に行くと今年も会場にアジサカ先生がいらっしゃった。
出入り口にいらして、私の顔を見ると気付いてくださった。

「あ、ねーさん!」

この声のかけかた、去年と同じだ。

やべ、いらっしゃった。。。

私は「あ、こんにちは。お邪魔しまーす。」と平静な態度で返事した。
が、内心もちろん緊張している。


アジサカ先生の作品に対しての感情は”恋”のようなもの。
会えば(見れば)胸がきゅんとなり、永遠の憧れの存在だ。


先生は会場に来られた方には誰であれお声をかけられる。
作品を拝見していると声をかけてくれた。

「どう?最近制作意欲は?」

きた。去年と同じ様な展開だ。
去年は全くもって何も描けなく弱々しい返事しかできず自分を恥じたものだ。
そしてその時、来年は「描いてます」と言えるようにしようと思った。
リベンジに近いこの質問に「描いてます。今年は福岡魂にも参加します。」言う事が出来た。

おお、良かったねぇと言ってくれた。

話しかけられるのは嬉しいが、とてもド緊張する。
だから沈黙が怖く、何か良くわからない質問で攻めしてしまう。
それはまるで三流記者、いや、学生記者(中学とか高校レベル)のような感じ。

以下、その時の稚拙なインタビュー内容。
Q. 今回の作品展数は?
A. 40点くらい。

Q. 1枚どれくらいの時間で描くのですか?
A. だいたい二日くらいな〜。多分。全部で約8ヶ月くらいで描いた。

Q. 毎回タイトルが面白いですよね。
A. そう!タイトル考えるの楽しい。人に寄っては無題とかする人いるけど、それ分からない。

とのこと。

もっとリラックスして話せたらな。。。
ちょうど同じ時間帯にお友達がいらしてて、あいつがどーのこーの、この間あそこでどーのこーのとか仲間的なテンションで会話が盛り上がってるの、羨ましかったなー。

その会話を極力邪魔しないようにそっと帰ろうとして、
出る寸前にかけられた一言が重かった。

「あ、作品楽しみにしてるから!!」

えーーー。苦笑しながら会釈して出る。

先生、私、ぜんっぜん大したことないす...

心にどーん。
までも、きっと名前までは分かってないはずで、参加人数もそこそこいる訳で、どれが私のヤツかきっと分からないはずで、、、。

…がんばろ。